ソーシャルワーカーの休日 出発編
いよいよ待ちに待った私のセルフケアタイムがやってきましたよ。今週末はBC州は「家族の日」が月曜日になるので連休なんです。それに追加する形で、火、水、木、金と有給をとって、来週の日曜日(2月18日)まで休暇にしました。さて何をするかって?もちろん旅行に決まってるじゃないですか!ってな感じで海外旅行に行ってまいります。
そうです、旅行は私の一番の趣味なのです。履歴書の趣味の欄には「旅行、グルメ、英会話」と必ず書くぐらい旅行が好きなんです(注:ちなみにカナダの履歴書に趣味など書く欄はない・・・)。さてそこで質問です。
私は一体なんでそんなに旅行が好きなんでしょうか?
別にそんなことどうでもいいよ!とは言わないで聞いてください。
私は計画を立てるのが好きなんです。子供の頃から夏休みの計画だけは良く書ける子で、夏休みの終わりには「どうして計画通りにできないの?」と親から怒られるのが常でした。計画とは、想像力を働かせるもの。みなさんご存知の通り、私、想像力には自信があるんです。楽しい将来を空想する時はいつでもワクワクして辛い(?)現実を忘れさせてくれます。どの日に旅行に行こうかな~から始まり、うん!この日はここで、あの日はこっちに行って、じゃその日はあそこに行こう~と考える時間のなんと至福なひとときであることか。どんなに仕事でムシャクシャしていても、旅行計画を頭に浮かべればあら不思議、また笑顔になって「親切なソーシャルワーカーさん」に戻ることが出来るのです。そんな訳で、航空券の予約をする頃に私の興奮は最高潮に達します。そしてこの時を境に、出発直前までこの興奮は徐々に冷めていくのでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おわり
あれ?旅行への興奮は出発日が近づくにつれて高まるんじゃなくて、冷めてくの!?
はい、そうなんです。未来を空想することが大好きな私にとって、旅行先の航空券、ホテル、観光情報を仕入れた瞬間、もう空想の任務は終了。その頃には空想しつくして、まるでもう旅行から帰ってきたような気分になっているのです。そして残るのは出発という現実のみ・・・そのため出発日が近づくにつれて「あ~めんどくさぁ~」という気持ちがドンドンと強まっていくのです。出発2日前がもっともダルくなる日で、もう行かなくてもいいかも・・・って気持ちにまでなるのです。そこで旅行へのやる気を出させるために私がすること、それは・・・荷造りなのです!
え!?荷造りがあるから出発がめんどくさぁ~ってなってたんじゃないの?って思った荷造り嫌いなあなた。それが違うんですよ(笑)
私、スーツケースへのパッキング作業大好きなんです。スーツケースが小さければ、小さいほど、パッキングという名の荷造り作業に燃えるのです。だってたくさん山積みになってた服や下着や靴の数々が、あんな小さなスーツケースに収まってしまうのって見ていて気持ちよくないですか?しかも、頭脳を駆使してスーツケースの隙間をなるべく埋めて、効率よく整頓して入れる・・・知能指数が高い(と自負している)私にとってはまるでパズルのようで面白いのです。もちろん欲張りすぎて全部入らない時だってあります。でもそんな時は今流行りの断捨離セラピーの原理を使うのです。全体を見回し、物への愛着と執着を捨てて旅行中ぜったい使わないであろうものを選びます(例えば:自分の垢と臭いがついたお気に入りの枕カバーとタオルケット・・・だって嗅ぐと気分が落ち着くし)。そうして選んだ必要最低限の荷物が、綺麗にちんまりとスーツケースに収まったときの達成感と言ったらありません。こうして誰に見られても困らない、いや、むしろ皆に見て欲しいくらいの芸術的な荷造りを終えた私は、早く空港で保安検査官に私の作品を見て欲しくてウズウズするのでした。こうして荷造りを終わる頃には、消えかけていた旅行への興奮がまた少しづつ盛り上がり始めるのです。
さらに旅行計画という空想で燃え尽きかけた旅行へのやる気を奮い立たせるものに乗り物があります。私、乗り物が大好きなんです。なかでも飛行機が一番好きです。かつて大学卒業後の短期間、航空会社に勤めたことがあるくらい好きなんです(またこの話は別の機会に)。空から地上を眺める、その非日常的な空間が自分を自由な気分にさせてくれ、高揚した気持ちにさせてくれるのです!って言っても、それは離陸後1時間程度の話で、それから先の8時間は狭い機内に縛り付けられて苦痛なだけなんですけどね(汗)。それでも出発時の私の興奮はこの飛行機によってもたらされると言っても過言ではありません!
そして最終手段として私が使う旅行への興奮を取り戻させる方法、それは食べものに空想を働かせることです。旅行先のホテル、観光名所、アクティビティーについては旅行計画中の空想(および妄想)によって旅行前にはすでにお腹一杯の状態で全然興奮しません。でも唯一空想では満たされないもの・・・それは食。食べ物の味は空想できないんです。ですから、こればかりは直接現地で食べてみなければなりません。よって機内で不味い機内食を食べた後は、ひたすら旅行先での食事について考えをめぐらせます。こうすることで、これから自分を待ち受けるグルメの数々を思い、現地到着をひたすら機内で待ちわびるようになるのです。
このように長々と私の海外旅行に対する思いを勝手に書き連ねたのですが、分かってます、みなさんが聞きたかったのはただ一つ:
だから結局、どこにいくの?
・・・だと言うことを。
それは私が現地に到着するまでお楽しみということで。いってきま~す 笑
(↑私のような飛行機オタクなら、この写真で私がどこに行くかはお分かりでしょう むふふ)
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