台北3日間(ニューヨク)の旅

日本でバケーションを楽しんでいた私なのですが、ひょんな事から台湾行きの格安チケットを見つけ、台北にやって参りました。台北は今回が初めてではなく、10年くらい前にも来たことがあります。


その当時私はHIVエイズ予防団体で働いていたのですが、世界エイズ会議で知り合った台湾人ソーシャルワーカー達に呼ばれて、台湾でのHIVエイズ予防への取り組みを学ぶため、様々なエイズ団体、そしてLGBT関連の団体を訪問し、勉強会に参加しました。台湾に来るまで台湾について何も知らなかった私なのですが、勉強会で台湾のNPOで働くソーシャルワーカーやボランティアの話から、台湾は多文化国家で多様性には寛容であるという事を教えてもらったのです。例えば台湾では先住民族の文化や言語を守る運動、そして法律があるそうです。また当時台湾初のLGBTパレードをHIVエイズ予防団体を中心に企画したのですが、それが台北市民の支持を得て大成功に終わったという話も聞き、台湾ってずいぶん進んだ国なんだな〜と驚いた記憶があります。


そんな懐かしい思い出のある台湾は台北に昨夜やって参りました。まずはご覧くださいこのホテルのお風呂!これ私のお部屋にあるお風呂なんです。すっごい深くて気持ちいい。おまけに窓まで付いていて、入浴しながら通りを行き交う人たちも見えるんですよ!(…丸見えとも言う?)
おまけにホテルスタッフ日本語も話せるんです。なんだか台湾じゃなくて日本にいるみたい。でも高級ホテルなんかじゃなくて、普通のビジネスホテルなのだから、日本のホテルよりも良いですよね。台北に到着早々ご機嫌になりました。もう昨日から通算6回お風呂入りましたよ。って言うか、このお風呂のせいで観光する時間が減るという嬉し困ったジレンマに悩まされております。


さて今朝も入浴をなんとか2回で抑えることで、外に出ることが出来たのですが、これまた凄いいい天気なんです。晴天で気温は28度くらい、完璧です。とくに湿った冬場の暗いバンクーバーからきた私には、この天気、極楽です!調子に乗って山に登り(・・・と言っても100Mくらいだが)、公園を歩き、川辺を歩き、夜市を歩き、気がつけば20km近く歩いてました今日1日で。足が軋むように筋肉痛で痛い(涙)。そう、こんな時は…入浴しかありません。という事でまたお風呂に戻ってしまうのでした。でもお風呂から出てもそう簡単には疲れが取れず、そうなると次なる手段は…そう、マッサージです。


台湾での初マッサージは 明易足體養生館というホテルから徒歩1分の所に行ってきました。名前だけ見ると占いと足裏マッサージが組み合わさったような、効きそうだけど胡散臭そうな感じなんですが、行ってみると普通のマッサージ屋で、全身マッサージもしてくれるとのこと。早速全身コースでやってもらいました。痛いとこはどこだって聞かれたので、ココとココとココとココとです…それって全身だろ!って自分でツッコミたくなったんですが、でもその為の全身コースじゃないのか!?それでも体格の良いおじさんが私のコリを見つけては重点的に揉んでくれました。


普段マッサージでは、もっとコリを重点にガシガシやって欲しいな〜と物足りなく感じるのが常なのですが、このおじさんは私のコリをこのマッサージで完全に取ってしまうつもりなのか、諦めずにコリをガンガン押して来るのです。最初は「あ〜そこそこ痛気持ちぃー」と悦に浸っていたのですが、ゴリゴリと一極集中型のマッサージに、だんだん痛みが快感より勝り、ついにはオエッとしそうになるくらい痛いのです。「ちょっとストップ!」って言う寸前でマッサージを止めるおじさんの技に感嘆です。そしてまた次のコリを見つけてゴリゴリするのです。


マッサージが終わったら、リラックスできて気持ちいいってよりも、拷問から解放されてリラックスできたぁーって感じで、一体なんの為にマッサージやったのか意味が分からなくなります。おまけにこの痛いマッサージがあとあと筋肉に良くない負担をかけてしまうんじゃないかと不安になります。そうなると今の私に出来る最善のことといえば…そうです、入浴です!と言うわけでまた入浴したのです。


今回のこの旅、恐らく「入浴に始まり入浴で終わる」に違いありません。これがニューヨーク3日間の旅なら親父ギャクの1つも飛ばすのですが、ここは台北なので関係ありません。それよりもこのホテル、最高です!それでは私、寝る前にもう一度入浴してきます。本日5回目です 笑。
↑ 台北101と扇風機の前で涼む犬

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