「時差ボケ」医療ソーシャルワーカーの仕事ぶり
楽しかった日本&台湾旅行はあっという間に終わり、気が付くと職場に戻っていた私。あまりにも早く過ぎ去った日々に、もしかしてあの旅行は夢だったんじゃないか?と疑ってしまうのですが、この頭がボォーとした感じの時差ボケのお陰で、二週間の旅行が本当の出来事であったのだと思い出させてくれるのも悲しくなります。そんな訳で、昨日日本から戻ってきた私は、15時間連続睡眠の後そのまま職場に復帰したのでした。
「時差ボケ」医療ソーシャルワーカーのする最初の仕事は、引継ぎノートを読むこと。出来る新人ソーシャルワーカーIさんが私のカバーをしてくれたお陰で、私の患者さんのケアも万全で、特に私がしなければいけない緊急用件も無くて一安心。留守番電話もチェックしましたが、これもIさんのお陰で大した用件はありませんでした。いっそうの事Iさんにここのソーシャルワーカーの仕事譲った方が患者さんの為にもいいんじゃないか?とすぐにでも家で寝なおしたい私は思うのでした。いやいや、何言ってるんだ私!そんなことしたら散在した旅行代金払えなくなるじゃないか!と心の声が叫びます。確かにお給料は必要です。
さてそんな事はどうでもよく、仕事をしなければいけません。とりあえずお茶を飲んで一息つくことにしました。あれ?コップがない!誰かが私の洗わないまま置いていったマグカップを捨ててしまったようです。きっと仕事が出来るIさんの仕業に違いありません。恐らく蜂蜜白湯を入れっぱなしにして置いていった私のマグカップにカビが生えて、汚いと思ったIさんが私がそれを飲まないようにと捨ててくれたのでしょう。文句は言えません。仕方がないのでとりあえず近所のスタバでお茶を飲む事にしました。あ~熱い緑茶で目が覚めます。私はかつてコーヒーをがぶがぶ飲んでいたのですが、いつからかコーヒーを飲むとソワソワした感覚が出るようになって落ち着きを無くし不安症状(?)の様なものが出るようになってしまったのです。そのためコーヒーはデカフェしか飲めなくなってしまいました(涙)。でもお茶は大丈夫なので、スタバではお茶を頼むのが日課になっています。スタバも最近は、色々な種類のお茶をだして美味しいものも増えたので助かります。
さてそんな事はどうでもよく、仕事をしなければなりません。スタバから職場に戻るとちょうど私の同僚のRさんが出勤してきました。Rさんは私の顔を見るなり「日本では何を食べたの~?」と聞いてきます。3ヶ月前からダイエットに励んでいるRさんの頭の中は今や食べ物の事で一杯のようです。私は意気揚々と日本で食べた美味いお寿司やトンカツ弁当、ラーメンや会席料理、そしてスウィーツの数々をよだれを垂らしながらRさんに話したのでした。Rさんは目をうっとりさせながら私の話を聞くと「私も3年後、子供が成長したら絶対日本に行くわ!」と決意を固めたようです。こうしてまた1人同僚を日本に行かせることに成功し、日本政府主導のインバウンド政策へ協力したのでした。
さてそんな事はどうでもよく、仕事をしなければなりません。って何回言うんだよ!?
そうなんです、「時差ボケ」医療ソーシャルワーカーの仕事って全然はかどらないんですよ。でもいつまでも同僚に日本旅行自慢している訳にもいかないので、患者さんの所にも行ってみる事にしました。
人の好い患者さん達は、私が日本でバケーションしてた事を知ってる人も多くて、皆さん「日本どうだった?」と聞いてくれます。お陰でここでも日本自慢。そんな自慢話に最近日本旅行に行った看護師や日本旅行に興味深々の事務のおばちゃんまで加わって私はすっかり透析病棟科の日本観光大使になってしまいました。それでも患者さんから気にかけてもらえると、なんだかとっても嬉しい気持ちになります。
・・・と、こんな感じで私の職場復帰第一日目は終わったのでした。。。って結局仕事してないじゃん!?はい、そうなんです。「時差ボケ」医療ソーシャルワーカーの仕事ぶりはボケボケすぎて、ぜんぜん仕事に身が入らなかったのでした。だって頭がボォーとするんだもん・・・でも長期休暇後の初日は「肩慣らし」と言う事で、明日から徐々にパワーアップしていこうと思います。でも今はとりあえず寝かせて(涙)。
こんなドンくさい「時差ボケ」ソーシャルワーカーも寛大に受け入れてくれる「ゆるい」カナダの職場に万歳!そして、おやすみなさい・・・
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