ソーシャルワーカーの金曜日 「ボーッとさせてください」


金曜日・・・古くは「はなきん」と呼ばれたこともある、誰もが一週間で一番大好きな日。こっちではTGIF(Thank God It's Friday!)という死語が使われます。でも意味は「はなきん」と同じく、あ~ついに金曜日、うれしいな~ってな感じで使われます。

(↑ちなみにバブルは私が中学生の時でした 涙)


さて、まずこの金曜日。病院(職場)では明暗がハッキリと分かれるのが金曜日の特徴です。何事も起こらず、しずか~に一日が終わるか、終業時間間際にクライシスが起きるか二つに一つ。なぜ金曜日の終業時間直前にクライシスが起きるのか、それは永遠の謎ですが、腎臓透析科では金曜日の午後に患者さんの容態が急変したり、手がつけられないほど突然患者さんが怒り出したり、透析機器がいっせいにダウンしたり・・・これ全部なぜか金曜午後に起きるんですよ。だから、終業時間30分前などは、気が張って疲れます。そして終業時間になったら一目散に走って、目も耳もふさいで職場を出るのが私の習慣になりました。見ざる、言わざる、聞かざる・・・家に帰っちゃえば、もう何も知らないもんね!



今週の金曜日は、幸運にも何事も起こらず、穏やかに週末を迎えることが出来ました。私の「はなきん」&「アフターファイブ」(これも死語)の日課は、仕事帰りにジムに行き、汗とともに仕事の垢を落としたあと、なにか美味しいものを食べることにしています。自分への褒美をあげることで、「あー今週も無事おわったんだな~」と仕事とプライベートのメリハリがつけれるようにしています。今夜はご覧のとおり、鯛を買って塩焼きにしました。とくにメデタイことは何もないのですが、まーしいて言えば、無事今週も、患者さんとも喧嘩せず、そして患者さんが誰も亡くならなかったことを祝福しようと思います。そして私の「はなきん」にも、乾杯!

(↑塩をふりすぎた鯛)


ところで皆さん、突然の告白ですが、私はズバリ内向的な人です。そんな風に言うと、「うそマジで!?そんな風には見えないけど」って驚かれる人もいるのですが、見る人が見ればすぐに分かるはずです(笑)。子供のときは、常に母親のスカートの影に隠れるような子供でした。そんな私も成長し、人並みに医療ソーシャルワーカーをしているのですが、やはり他人である患者さん、そして職員とのコミュニケーションは緊張することが多いです。特に知らない人に電話するときなんか気が滅入るほど毎回ドキドキするのですが、ソーシャルワーカーって基本そういう仕事なのでやるしかありません。顔見知りになった患者さんや同僚には、それなりにリラックスしてコミュニケーションは取れるのですが、それでも金曜日になると、気分的にはもう“いっぱい”“いっぱい”です。



内向的な人の特徴として、「静かな時間」「ひとりの時間」が絶対的に必要なのですが、金曜日を迎えるころには、人疲れ+ひとり時間の無さで、私はイライラすることが多いように感じます・・・今日も普通にイライラしてました。なので金曜日の夜、美味しいものを食べた後は、とにかく1人部屋に籠もってボーッとする時間を作るのです。このボーッとした時間って、一体どう表現するんでしょうね?瞑想というほどの事をしている感じでもなく、寝てはいないけど、起きているようでもなく。何か考えているようで、考えてなく、でも考えていないようで、なにか考えている(どっちだよ!?)。うまく説明するのは難しいですが、みなさん分かってもらえるでしょうか?



まぁとにかく、なんとなく1人静かに過ごしてしまうこんな時間が、私には少なくとも6時間は週末には必要なのです。こんなとき知らない人ばっかりのパーティーにでも連れ出されたら私の精神は崩壊します・・・ってのは言いすぎですが、ひとり時間の作れなかった週末は、ハッキリ言って仕事と同じくらい疲れます。なので私は声を大にして言いたい「ボーッとさせてください!」。って一体誰に言ってるんでしょうね?多分、金曜午後の患者さんにか?



今夜はお蔭様で誰も邪魔する人はいないので、ひとりゆっくりボッーとしています。ブログを書くというのも、ひとり時間を満喫する一つの方法だと最近発見しました。ボッーとは出来ないけど、ゆっくり自分との会話が出来るので落ち着きます。

そんなわけで、まるで独り言のような感じになってしまいましたが、

みなさんは、ボーッとしてるとき、なに考えてますか?(それとも全然考えてない!?)

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